私の仕事のやり方について私が、社会保険労務士としての仕事を通して何をしたいのかをそのまま実感できることがありました。 推薦文もいただいた社長さまですが、2ヶ月ほど前にこんな報告をいただきました。(1ヶ月に1度会社を訪問させていただき、ご相談にお答えするという仕事の形態を取っています。その時の話です) 社長さんは少しニコニコして、 「手当の仕組みを変えて1ヶ月になるんだけど、運送部門の社員の行動が変わりましてね」 というのです。 運送部の社員は、これまでより、まず、朝は早く段取りをするようになり、会社への戻りも早くなったのでした。しかも、配送先のお客様からも、注文の荷物が早く着くというので喜ばれているというのです。 おそらく、その社員は早く到着することでお客様から喜ばれるとはあまり想像しなかったのでしょう。今は、いきいきと仕事をしているというのです。 実は、社長さんとの会話で、その1年前から気になることの一つとして、話題になっていたことでした。日常でも仕事は仙台近郊だけではなく、近隣県にも行くことがあるそうです。 朝は早く段取りして出発してほしいのに、帰りももう少し早く帰ってきても不思議ではないのに、と社長さんは思っていました。配送後の社員を待って事務をするための待機の社員もいました。帰るまで待っているので人件費が嵩みます。早く帰ってくれば、少しの残業ですむのです。その待機の社員も。 そこで賃金の手当の仕組みを変えてみてはどうかとのご提案をさせていただきました。 その話をしてから、私はそのことは忘れていました。 そうしたら、突然の嬉しいご報告でした。 社長さんも「未だ1ヶ月だけどね」、と言いながら嬉しそうにお話していただきました。 今回は一部の仕組みを変えたら、社員がいきいきと仕事ができるようになった。会社としても仕事が効率的になり、社長さんも気になることが一つ減ったのです。 私はこんな効果を期待しているのです。私の理想です。 |
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星野理恵社会保険労務士事務所
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